「見えぬ。聴こえぬ。かつて届いていた、アイヌの、人間の声が、聴こえぬ…カムイモシリへの行き方さえも、見えなくなってしまった…。」
キムンカムイ(山の神、ヒグマ)
キムンカムイは、長い年月の中で人々の声が聴こえなくなってしまっていた。それは、人間が『命をいただく』ことを忘れ、感謝の気持ちも、お互いに労わる気持ちも忘れてしまい、すべてが当たり前だと感じているから。人々の声に導かれ、カムイモシリへと帰ることができたのに、自然を顧みず自分勝手に生きる人々の声は、その目を塞ぎ、耳を塞ぎ、惑わせてしまった。
☆チポロイモと北海シマエビ (じゃがいもといくらを混ぜたもの)
☆シケレぺ ラタシケプ (キハダの実 かぼちゃ等の混ぜ煮)
ユㇰ (エゾ鹿)
「人よ、アイヌよ、忘れてしまったのか。おまえたちのまわりにある水が、風が、土が。おまえたちが口にする、その実が、肉が、魚が、すべて等しく命だったことを。」
☆ユクステーキ (エゾ鹿肉ステーキ)
森に住まうユㇰ「大切なのは何か…忘れてはいけないことを思い出せ」
「今こそ声を上げよ。おまえたちの命が、何でできているのかを。今そこにあるものがどれだけ尊いのかを!」
☆ユクのチタタプ
『チタタプ、チタタプ』と唱える声が、やがて大きな風となり、波となり、キムンカムイへと伝わっていく。霧が晴れ、輝くサンピラーが雪面に一筋、天へと上る。
『イオマンテ(熊の霊送り)』カムイモシリへの帰還
「アイヌよ、人間よ。聴こえたぞ、お前たちの尊い声が。見えたぞ我らが帰るべき場所が。」
「人よ、アイヌよ。その想いを忘れぬのだ。おまえたちのまわりにある全てが、尊い命だということを。そして、おまえたち自身もまた尊く生きる、素晴らしい命だということを…!」
☆カムイオハウ (キムンカムイの贈り物)
☆イモシト (いも団子)
☆北海道秋鮭のルイペとアマムイペ (北海道鮭ルイベ、きびご飯)
☆ハシカプとフレップアイスのミニパフェ (ハスカップとこけももアイスのミニパフェ) |